まず、手首に炎症があるのかを検査します。
腱鞘炎の場合は、いきなり手首の治療を積極的に行うことは致しません。
手首は、できる限りでなるべく余分な負担がかからないように、関節の動きと周りの筋肉のストレッチを行います。
では、手首の治療以上に優先的に行うことはといいますと・・・
それは『肩と肘の施術』です。
先ほども述べた通り、「手首の腱鞘炎は、ただ単に手首の使いすぎと言うより、手首が肩や肘の仕事も負担してしまっていることでの使いすぎ」ということの方が多いです。
手首の治療をおこなっても、肩や肘の異常を見逃していると、腱鞘炎は改善されません。
手首や肘にある筋肉の方が、手首にある筋肉より大きいです。
小さい筋肉が大きい筋肉の負担をしていると、『使いすぎ』になりますよね。
ここでまた、「なぜ、手首じゃなくて、肩と肘の施術なん?」と思われるかもしれません。
先ほどは簡単に説明いたしましたが、ここでは姫路市根本改善まつざき整体院の治療理論に基づいて説明いたしましょう。
日常生活やスポーツ競技の中で、手首だけを使う動作はありません。
肩や肘も連携して動いています。
姫路市根本改善まつざき整体院は、症状を改善する治療方針として「症状のある部分だけを診ていくのではなく、動作時に症状と連動して動いている部分にも異常がないか検査し、異常がある部位の治療を行う」と考えております。
手首に症状があるからと言って、手首だけに原因があるとは限りません。
手首だけ治療をおこなっていても、症状は改善されるかもしれません。
しかし、腱鞘炎の原因となっている部分の改善をしないと、症状は繰り返してしまいます。
手首の痛みが改善されても、動きが改善されていなければ、治っているうちにはなりません。
重たいものやスポーツで、手首を使っても痛くない状態を目指しましょう。